声帯結節と付き合い続ける人生
声帯結節とは、
指で言うところペンだこ
が喉の声帯にできるようなものである。
私はこの声帯結節が、10代の後半ごろからある。
10代後半は本当に無理な声の出し方で、
学生バンドの、大きなバンドの音にかきけされないように声を張りあげて、ライブのたびに喉をつぶすような感じで歌っていた。
気がつけばこの声帯結節ともう何十年もつきあっていることになる。
しかもずっと喉を酷使しながら。
ここまで、喉というものが消耗品で、
簡単に元に戻ったりできるものではないということを、昔は全然自覚できていなくて、
ここ数年で一気に深刻さを感じるようになった。
好きなだけ自由に歌うことは今の私にはできない。
だけど歌わないと誰にも届けられない。
多くの人に聴いてもらいたいと、ライブ配信や路上ライブなど、すればするほど、その声という命をすり減らしている。
声がかれずに好きなように歌えたらどんなにいいかと思う。
だけど、
私がこの声になる前の、
中学生くらいのときのまっさらの時の声に戻りたいかと言われると、そこまで戻りたくはない。
声がまっさらだった時の方が高い声も自由に出たし、
音程も楽に取りやすかったから、
多分今より上手に聞こえていたかも。
だけど、今の自分の声は好きで、
かれすぎないように、歌うしか、
喉のこと、いつも深刻に考えながら上手く付き合うしかない
手術したら何事もなかったようにとは、いかない
多分また繰り返してしまう。
喉の病院に行って、
また喉のこと、深刻に感じた今日でした。
改めて感じることができて良かった。